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焦るな危険!自律神経

◆はじめに

鍼灸院には、自律神経が影響していると思われる症状の方が多くいらっしゃいます。

自律神経の乱れは、血圧や血糖値のように客観的な数値などで表すことができないため、原因不明として片づけられることもあります。

しかし近頃はネット上に様々な情報があふれており、ご自身の症状について調べる、検索するということが、容易に出来るようになりました。

そして、「この症状の原因は、自律神経からきているのかもしれない」ということを、ご自身でも推測できるようになりました。

 

症状の原因について調べたら、次は自律神経を整える方法を様々試されると思います。

その結果、中には症状が落ち着いてくる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、色々試しても変化がない方もいらっしゃいます。変化が出ないと焦ってしまい、「なんで変化がないの?」「他に何か理由があるの?」「これだけやっているのに」と、更に気持ちを追い込んでしまいます。

 

そんな方たちに向けて、自律神経の乱れの特性について書いていきます。一つの考え方として参考にしていただけたら幸いです。

 

◆自律神経とは

他のページにも書いてあるので簡潔に書きます。

自律神経とは、「自律した」、「神経」です。

私たちが意識して指令を出せない神経です。

そして状況や環境に応じて、身体を適切な状態に保ってくれるのが自律神経です。

 

具体例を挙げます。

・飲食物を摂取すると「胃・腸・大腸」が自動的に動き、消化・吸収を行う。

 

・寒いと血管を縮め(血圧が高くなるなど)、暑いと血管を緩める(汗が出る、皮膚が赤くなるなど)

 

・夜は身体をリラックスさせ、睡眠しやすくする。反対に朝は身体を活動しやすくする。

 

・日中は適度に筋肉を緊張させ、夜は筋肉を適度に緩める

 

・メンタル系統では、日中は適度に緊張状態を保ち、夜はリラックス、安心、安寧、鎮静などの状態にする

 

など

 

一部ではありますが、このようなことを自律神経は行い、私たちが過ごしやすいように助けてくれています。

 

◆自律神経が乱れている状態とは

その時の状況や環境に対して、身体を適切な状態に保てないということです。

上記の具体例から自律神経の乱れた状態を書いていきます。

・胃・小腸・大腸などが動きにくくなる、または動きが早くなることで腸管症状を起こす

 

・寒くないのに血管を縮め、身体が冷えてしまう。暑いのに血管が緩まず体温を下げられない(熱がこもる)

 

・夜興奮して眠れない、または中途覚醒してしまう、寝たのに疲労が取れないなど。日中は、夜眠れていないため活動に必要な体力がなく、常に疲れている。

 

・メンタル系では常に一日中緊張・興奮状態、どのようにしたら休めるのか、どのようにしたら力が抜けるのか分からないなど。中長期化すると「何となく不安」「具体的な不安」「焦燥感」「イライラ」「胸がざわつく」などの症状に発展することもあります。

 

◆自律神経が乱れる要因はたくさんある

日常生活において、自律神経を乱れさせる要因は多岐に渡ります。

以下、自律神経の乱れを起こす要因の例を挙げます。

*睡眠状態(睡眠の質、睡眠時間など)

*外からのストレス(対人など)・自分自身からストレス(思考のクセなど)

*外環境(天候・温度・湿度など)

*飲食習慣の偏り・暴飲暴食など

*運動不足・同一姿勢

*スマホ・パソコンなどの電子機器

*不規則な生活

*休みのない生活・休めない生活(家のこと、介護など)

*人によっては仕事

*満員電車などのパーソナルスペースがない状況

など

 

【自律神経が乱れている期間】
     ×
【自律神経が乱れる要因の数】

     =
【自律神経の乱れの大きさ】

自律神経を数値で表すことはできませんが、このようなイメージを持っていただくと分かりやすいと思います。

 

◆変化がない方は何が考えられる?

① 焦り・先が見えない不安などの感情

人はすぐに変化や結果を求めてしまうものです。冒頭でも書きましたが、「これだけやったのに」、「○○やっているのに」と、つい感情的になってしまいます。

変化がないのは、決して「頑張りが足りない」からではありません。

むしろ、焦りや自分を追い込むような気持ちが、更に自律神経の乱れを作る要因になることを心に留めておいていただければと思います。

 

② 自律神経の乱れを作ったベースが大きい

以前、「症状・兆候は氷山の一角」という記事を書きました。

今回の場合ですと、自律神経症状が「水面上の氷」、自律神経の乱れの元が「水面下の氷」にあたります。

変化がないと感じている方は、ご自身が想定しているよりも「水面下の氷」が大きいと言えます。詳しくは「症状・兆候は氷山の一角」をご覧ください。

 

③ 良いこと・悪いことのバランス

自律神経に良いことをしているのだから身体は変化してくれるはず、と思われがちですが、日常生活において、自律神経を乱す要因は実にたくさん存在しています。

そのため自律神経を安定させるために行っていることよりも、自律神経を乱れさせる要因の方が多い時もあり得ます。

 そのため体調も右肩上がりに良くなるというよりは徐々に体調が上がっていくという経過辿ることの方が多いです。

 

④ 自律神経の乱れではない可能性も

症状のお話を伺い、「自律神経の乱れ」の影響が考えられると推測しても、実際に施術を行い、お身体の反応を見た結果、自律神経以外の要因が絡んでいると思われる場合もあります。

その方の症状の経過などによって異なりますので、詳しい説明は割愛させていただきます。

 

◆最後に

今回は、自律神経症状に対して焦ってはいけない理由について書かせていただきました。

自律神経症状は、表面化していない要因が大きくなったことで症状を出現させている可能性があるということや、自律神経は様々な影響を受けて常に変動しており、「これをすれば自律神経が整う」ということは稀であるというのが実状です。

そのため、ある程度中長期での治療計画を立てる必要があります。

 

中長期で治療計画を立てる理由としては、

1,自律神経の安定には習慣・継続が大切であること

2.自律神経の乱れは複数要因が絡み合っていること

3.ご自身の中で自律神経を乱す要因を理解するまで時間がかかることが多いこと

 

※3は特に「思考のクセ」、「ストレスの流し方」、「気づかない悪習慣」など、気づくまで時間がかかる、または分かっていてもできないということもあります。もちろんアドバイスできることはさせていただきます。

 

これが全て揃って初めて、自律神経を安定させる要因が整います。

タイトルに書いた「焦るな危険」とは、自律神経の特性を理解した上で、腰を据えて心身と向き合う必要があるということです。

抽象的な表現の多い長文で分かりづらいかもしれませんが、もし自律神経の乱れにお悩みでしたら、この記事に書いてあることに落とし込んで確認してみてください。参考になれば幸いです。

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