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更年期障害と鍼灸

◆更年期と閉経

女性が閉経を迎える年齢は50歳前後と言われており、一般的には閉経を挟んだ前後5年を更年期と呼びます。

閉経は「卵巣の中にある卵の数が少ない状態、または無くなった状態」になると起こります。

そして卵が無くなると卵巣機能は低下し、卵巣から分泌される「エストロゲン」が急激に少なくなります。

 

※1ここでいう、卵とは「卵胞・卵子」を指し、卵胞→排卵→卵子となります。


※2エストロゲンの大半は卵巣で作られます。

 

また、卵巣の機能が低下すると、脳から卵巣にエストロゲン分泌を促す信号を送っても、エストロゲンが上手く分泌されません。すると脳は通常よりも過剰に信号を送ってしまい、更年期症状を引き起こします。

 

◆更年期障害を起こす要因と症状

 

1.エストロゲンの分泌によって調整されていた身体の各器官が、エストロゲンの低下により上手く働かなくなる、または負荷になることで症状が出現する。

 

2.脳から卵巣への、エストロゲン分泌を促す過剰な信号によるもの

 

これに、加齢に伴う「身体的変化」、「心理的因子」、職場や家庭・地域などの「社会的因子」が複合的に影響することで更年期障害が現れます。

 

 代表的な症状は以下のように分けられます。

 

 【精神神経系の症状】
頭痛・不眠・めまい・不安感・イライラ感・気分の落ち込み

 

【血管運動神経系の症状】
ほてり・のぼせ(ホットフラッシュ)・動悸・息切れ・発汗・むくみ

 

【耳鼻科系の症状】
高音の耳鳴り・聴覚過敏・耳管開放症・狭窄症

 

【皮膚・粘膜系の症状】
ドライアイ・のどの渇き・口内の乾き

 

【消化器系の症状】
吐気・下痢・便秘・胃もたれ・胸やけ

 

【運動器系の症状】
首肩こり・背中の痛み・腰痛・関節痛・痺れ・手指の痛み・痺れ・変形

 

【泌尿器・生殖器系の症状】
月経異常・尿失禁・性交痛・膣の乾き・膣炎

 

【その他・原因不明の症状】

 

◆東洋医学では

「閉経」や「卵巣機能の低下」は、東洋医学の考え方では生殖能力を担う「腎」の不足としてとらえることが多いです。この腎を補うツボを中心に組み立て、諸症状に対応していきます。

施術では各症状を追うのではなく、何によって症状が起きているのかを把握し、対処します。

 

【熱タイプ(ねつ)
身体の中の熱を抑えることができない状態。

主に上半身・頭部への症状が多い。ほてり・のぼせ・高音の耳鳴り・めまい・首から上の発汗・動悸など

 

【陰虚タイプ(いんきょ)
陰虚とは、身体を潤す液体()の不足()とイメージしてください。

主に粘膜・皮膚系の乾き症状が多い。ドライアイ・口の乾き・泌尿器・生殖器系の乾きからくる痛みや炎症など

 

【血虚タイプ(けっきょ)
(けつ)とは、心身を養う成分とイメージしてください。血の不足()は「身体の血虚」と「こころの血虚」に分けられます。

・身体の血虚
身体を養う成分の不足により、筋肉が固くなったり伸びにくくなったりする凝りの症状や、関節周りの動きが悪くなり、痛みや変形などの症状が出現してきます。

 

・こころの血虚
こころを養う成分の不足により、「不安感」や「気分の落ち込み」、「不眠」、「イライラ感」など、メンタル面が不安定になってきます。

 

◆鍼灸では

主に更年期障害による鍼灸の目的は以下の通りです。


1.更年期障害を起こす体質へのアプローチ

 上述した体質へのアプローチを行います。このアプローチを行うことで症状が出にくい、もしくは症状が出ても長期化しない身体になりやすくなります。

 

2.症状へのアプローチ

 更年期症状は様々な症状が多数出ますが、一度に全ての症状への対処はできないため、優先順位をつけての施術となります。

 

3.自律神経系へのアプローチ

 「卵巣からエストロゲンが分泌されないことで脳が過剰な信号を送り続けてしまう」ことが、自律神経を乱れさせ、自律神経症状を起こします。鍼灸施術ではエストロゲンを増やすことはできませんので、自律神経の乱れを是正することで更年期症状を鎮めることを目標に行います。

 

◆更年期障害を起こしやすい方の特徴

更年期症状を強く起こしやすい方には特徴があります。

ご自身の生活・性格と下記の事柄を照らし合わせてみてください。

 

  • いつも時間に追われている(バタバタしている)
  • いつも無理している(身体的・精神的に、または両方)
  • 夜更かしが多い・常態化している
  • 更年期以前から自律神経症状をお持ちである
  • 更年期以前からストレスを常に感じている
  • 更年期以前から不安を抱えている
  • 子宮を摘出した方
  • 卵巣を摘出した方

など

 

 上述したことは自律神経の乱れを起こしやすい要因となり、そこに更年期・閉経から起こる自律神経の乱れが相まって、「更年期障害」を強く起こしやすくなります。

 

【以前からある自律神経の乱れ】+【更年期・閉経から起こる自律神経の乱れ】 

=更年期障害

というイメージです。

 

◆最後に

更年期障害を起こす要因は人それぞれであり、症状改善のためには自律神経の乱れを是正する他に、生活習慣や環境を変えていく努力が必要になってきます。

もちろん変えられないこともあるのは承知の上で書いていますが、何も対策を講じず、ただ辛い状態を我慢していては、体調は変わらないか、更に悪化してしまうこともあり得ます。

人は、日常的に自分の生活を客観視する、というのはなかなか難しいものですが、身体を変えるために、時には自分の生活習慣や環境を振り返ってみたり、客観的な意見を取り入れてみたりすることで、身体を変えていくことも大切ではないでしょうか。

参考になれば幸いです。

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