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症状を追うのではなく、根本から変える更年期障害の鍼灸治療

更年期障害とは

女性が閉経を迎える年齢は50歳前後と言われており、一般的には閉経を挟んだ前後5年を更年期と呼びます。閉経は卵巣の中の卵が無くなった状態で起こり、その結果、卵巣から分泌される「エストロゲン」が減少します。

エストロゲンが減ると、脳は卵巣に対して「エストロゲンを分泌せよ」という指令(FSH:卵胞刺激ホルモン)を過剰に送り続けます。

この過剰な指令が自律神経の乱れを引き起こし、さまざまな症状として現れます。これが更年期障害です。

更年期障害の主な症状
ほてり・のぼせ動悸・息切れ不眠めまい不安感・イライラ頭痛耳鳴り関節痛・しびれドライアイ消化器症状月経異常
なぜ改善しにくいのか

更年期障害でお悩みの方の多くは、「いろいろ試したけれど、なかなか良くならない」という経験をお持ちではないでしょうか。

その理由は、更年期障害の本質にあります。更年期障害を起こしやすい方の多くは、更年期を迎える以前からすでに自律神経の乱れを抱えています。

 

更年期以前からの自律神経の乱れ更年期・閉経による自律神経の乱れ更年期障害

 

つまり、身体にとって「自律神経が乱れている状態が通常」になっているのです。この状態は数回の施術で急激に変わるものではありません。乱れていない状態を身体に学習させるには、ある程度の時間と継続が必要です。

目先の症状だけを追い続けたり、少し良くなったからと治療を止めてしまうことで、なかなか根本的な改善に至らないケースが多く見られます。

 

当院のアプローチ

当院では、症状を一時的に抑えることよりも、「なぜ症状が起きているのか」の根本を把握することを重視しています。そのうえで以下の3つの柱でアプローチします。

01
通院計画を立てる
初回から通院期間の目安をお伝えします。ゴールを見据えた計画的な施術を行います。
02
要因を分析する
自律神経が乱れている生活・思考上の要因を特定し、改善のための課題をお伝えします。
03
施術と宿題の両輪
施術だけでなく、電子機器の使用を減らす・運動習慣を取り入れるなど、日常生活の改善も並行して行います。

一貫性を持って取り組むことで、身体が「乱れていない状態」を少しずつ学習していきます。

 

東洋医学的な体質分類

東洋医学では、「閉経」や「卵巣機能の低下」を「腎」の不足として捉えます。さらに症状のタイプによって以下のように分類し、それぞれに合ったアプローチを行います。

熱タイプ
身体の熱を抑えられない状態。ほてり・のぼせ・高音の耳鳴り・頭部への発汗・動悸など上半身への症状が中心。
陰虚タイプ
身体を潤す液体の不足。ドライアイ・口の乾き・泌尿器や生殖器の乾きからくる炎症など粘膜・皮膚の症状が中心。
血虚タイプ(身体)
身体を養う成分の不足。筋肉のこり・関節の動きの悪さ・痛みや変形など運動器系の症状が中心。
血虚タイプ(こころ)
こころを養う成分の不足。不安感・気分の落ち込み・不眠・イライラなどメンタル面の症状が中心。
最後に

更年期障害は、長い時間をかけて積み重なってきた身体のサインです。すぐに変わらなくても、それは当然のことです。

大切なのは、正しい方向に向かって継続することです。計画を持ち、一貫して取り組むことで、身体は必ず変わっていきます。

「何から始めればいいかわからない」「本当に良くなるのか不安」そんな気持ちのまま、まずご相談いただければ十分です。一緒に、身体が変わるための道筋を考えていきましょう。

 

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