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不安障害と鍼灸

鍼灸治療院では、「メンタル症状」や「メンタル症状から派生する症状」に対しての施術も行っています。

「メンタル症状を鍼灸院で治療する」というイメージがなかなか湧かないかもしれませんが、実はメンタル症状は鍼灸の臨床でも取り扱う症状の一つで、主に「不安が起点となって起こる症状」に対して施術をします。

今回は不安障害における東洋医学・鍼灸の考え方について説明していきたいと思います。

 

◆不安障害とは

文字通り、不安によって日常生活に支障が出ている状態を指します。

人によって「不安による症状の出現の仕方」は以下のように分類できます。

1.精神症状のみ出現する方

2.身体・精神ともに出現する方

 

また現代医学では不安障害を以下に分類されています。

・パニック障害

・社会不安障害(社会恐怖)

・強迫性障害

・全般性不安障害

※詳細は専門病院などのHPをご参照ください。

 

◆不安障害の症状

主症状としては「不安感」です。この不安の「感じ方」や「何に対して」不安に思うかは人によって異なります。または不安障害の分類によって変わってきますが、情報量が多くなるので、ここでは割愛いたします。

日常生活で不安を多く感じたり、強く感じたりすると、徐々に「自律神経の乱れ」へと発展していきます。

なぜなら、不安というのは「危険」「警戒」「緊張」「興奮」などの状態と同じで、交感神経が高ぶるため、「自律神経症状」を起こしやすいからです。不安障害によって起こりやすい自律神経症状は以下の通りです。

・睡眠障害(寝入りが悪い・中途覚醒・寝た気がしない、など)

・胃腸障害(痛み・下痢・便秘・張り感・もたれ・食欲不振、など)

・過呼吸・呼吸苦・動悸などの原因のない胸部症状

・婦人科症状(生理痛・生理不順など)

・泌尿器症状(頻尿など)

・耳鼻科症状(耳管開放症・耳管狭窄症・聴覚過敏など)

・皮膚症状(原因の蕁麻疹など)

・整形外科症状(痛み・痺れと不安が連動する、など)

・その他自律神経失調症と言われる症状(喉の詰まり・違和感など)

 

【かなり不安が強いと…】

概ね、以下の3つのようなことが起こります。
 

①    不安や恐怖を引き寄せる思考

何に対してもネガティブなことしか考えられなくなる。

一つの不安事が落ち着いても、またすぐ別の不安事にフォーカスしてしまう。

また、不安・恐怖を引き金に自律神経症状へ繋がことも多々あります。

 

② 不安によって身体が支配される感覚

強い不安を感じると「みぞおち~胸の中心~喉」にかけて「ざわつき」「詰まり感」「締め付け」「拍動」などの感覚が強く起こる。

代償行為として「身体を動かしていたい」、「喋っているとマシ」、「貧乏ゆすりなどの部分的な運動」、「メンソール系の飴などをなめる」、または防御反応として「胸を守る姿勢(猫背)」、「身体が常に力んでいる」などをされることがあります。

 

③ 頭が熱い

先ほども申し上げたように「不安」は交感神経を高ぶらせてしまいます。その結果、頭をフル回転させ「脳のオーバーヒート」を起こしてしまっている状態です。

不安や不安から起こる症状によって「頭がおかしく」なりそうなどと表現される方もいらっしゃいます。

 

◆東洋医学からみる不安障害の分類

大きく以下3つの病理があります。専門的なことは必要最小限にとどめながら説明していきます。

・熱(ねつ)病理

東洋医学では、熱は強いエネルギーと捉えます。つまり症状が強いということです。

上述した【かなり不安が強いと…】の症状がすべて当てはまるかと思います。

 

・血虚(けっきょ)病理

血虚状態になると、「不安症状」が主体となります。

【かなり不安が強いと…】の①と②が強く出てきやすい状態です。

また「気持ちの落ち込み」が出現しやすくなります。

 

・陰虚(いんきょ)病理

「熱病理」と「血虚病理」の中間病理とお考え下さい。どちらの特徴的な症状が出やすい状態ですが、両方にまたがっているため熱・血虚病理ほど症状は強くはないですが、人によって異なりますので参考程度に留めてください。

 

◆不安障害の鍼灸治療

上述した病理によって不安障害に対する施術は各々異なってきますが、大きな治療計画としては以下のことを目的として行います。また人によって「不安障害のレベル」がどの程度なのかにもよって異なります。

 

ⅰ.不安に対する施術

不安とは、安らげない状態のことです。つまり心身が常に「危険」「警戒」「緊張」「興奮」(※以下、交感神経モード)しているということです。このような状態になる要因は様々ありますが、交感神経モードを解除する施術や治療計画を立てていきます。

 

ⅱ.不安から派生する症状に対する施術

不安などの精神症状だけであれば上述した施術を行いますが、臨床では身体+精神症状の方が大半です。その場合、身体症状へのアプローチも当院では行います。身体症状があるということは「症状が辛い・痛い・怖い・不安」へと働き、交感神経モードへ傾きやすい特徴があるからです。

 

【不安障害のレベル】

1. 精神症状のみの方→身体からの警告サイン

2.身体・精神症状の方→体調が崩れているor崩れかかっている状態

3.日常生活にかなり支障が出ている方→大きく体調が崩れてしまった状態 

4.生活のために頑張りながら身体を整えている方→体調の再構築中

※右側→は臨床を通じての体調の状態のイメージです。

3.2.4.1の順で回復まで時間を要します。

 

◆最後に 

メンタル症状は「徐々に進行していく方」、「気づかず水面下で進行していく方」、「きっかけにより大きく崩していく方」など、症状の進み方は人によって様々です。そして大きく崩してしまうと回復までに時間がかかってしまうことも多いため、日頃からご自身の身体の声を聞いてあげることが大切です。

また体調を崩していると、治療中でも「このまま良くならないのでは?」「苦しい状態がいつまで続くの?」と先が見えない気持ちでいっぱいになってしまうこともあるかもしれません。

しかし変化が起こっていないわけではありません。なかなか変化を感じ取れないのは、ご自身が思っているよりも「心身の体力が消耗している」からなのです。今は「心身の体力を充電する期間」と考え、焦らずに過ごすことが大切です。

少し長くなってしまいましたが最後まで見ていただきありがとうございました。参考になれば幸いです。

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