〒240-0022 神奈川県横浜市保土ケ谷区西久保町15 グランディシンヤ201
天王町駅から徒歩3分
◆はじめに
突然ですが、現代人は「睡眠が足りていない」ということを聞いたことはありませんか?
日本人の睡眠時間は世界的にみても短い水準にあり、過去20年間に渡り、年々減少を続けています。
純粋に睡眠時間が足りていないのであれば、睡眠時間を増やすための工夫していくことで、問題の解消が可能かと思われますが、「寝たくても寝られない」という方が多いのが実情です。
情報量が多くなってしまうので、睡眠に関する基礎情報は他のホームページで取得してください。
この記事では睡眠に対しての「東洋医学の観点」、「鍼灸の臨床で多いこと」、について書いていきます。
他のページでも申し上げていますが、ただ読むのではなく「自分の睡眠障害はどのようなことによって発症しているのだろうか?」と自分自身に問いかけてみることが大切です。
この記事が考えるきっかけになるように書いていきたいと思います。
◆睡眠障害の種類
主に睡眠障害は以下のように分けられます。
【入眠障害】なかなか寝付けない。寝つきが悪い。
【中途覚醒】途中で目が覚めてしまう。さらにそこから寝付けない。
【早朝覚醒】朝早く、起きる時間でないのに目が覚めてしまう。
【熟眠障害】ぐっすり寝た感じがしない。
※複数の睡眠障害をお持ちの方もいらっしゃいます。
◆睡眠とその他の症状
睡眠障害を主訴として鍼灸院にお越しになる方もいらっしゃいますが、「睡眠障害を基盤とした症状を発症している方」もお越しになります。
具体例を挙げます。
・睡眠障害→首肩凝り
・睡眠障害→自律神経の乱れ→耳・鼻・胃腸・泌尿器症状など
・睡眠障害→婦人科疾患(生理痛・生理不順など)
・睡眠障害→妊活(基礎体温・卵の状態など)
・睡眠障害→メンタル疾患(不安障害・パニック障害・うつ病など)
どうしても、今気になる症状だけにフォーカスしてしまいがちですが、このように実は睡眠障害が絡むことで発症している方もいらっしゃいます。
◆睡眠障害を起こす要因
睡眠障害は様々な要因が絡んでいることが大半です。
また「緩やかに睡眠の状態が悪くなってきている」ということもあります。
そのため、「要因が一つとは限らないこと」と、「ご自身が気づいていないこと」が睡眠を妨げている可能性があります。
複雑なことは抜きにして、ただ一つだけ言えるのは、
睡眠には「身体が疲れていること」と「頭・心がリラックスしていること」が大切です。
それを踏まえて睡眠障害の要因を挙げていきます。
【思考過多】
・ストレス(仕事・対人・眠れないこと、など)
・○○しなければならない、という考え
・未来の不安
・過去の失敗を思い返す
など
【追われていることが多い】
・家事、育児などで常にバタバタしている
・寝る前まで仕事をしている
【身体を動かすことが少ない】
・ほとんど家にいることが多い
・外出しても疲れるほどの活動量ではない
【眠気を妨げる刺激物が多い】
・PC・スマホなどのブルーライト
・昼白色の蛍光灯
・カフェイン入りの飲食物
・アルコール・タバコなど趣向品
説明が足りないので、詳しくは以下の記事をご参照ください。
上述した要因は「身体が疲れていない」もしくは「頭や心がリラックスしていない」ことを示唆します。
また、このような状態が数週間くらい続いた程度では睡眠障害は起きません。
おおよそ3か月~数年以上、同じような生活スタイルを続けることにより、睡眠障害が徐々に引き起こされていきます。そして睡眠障害の慢性化を辿ります。
◆鍼灸臨床で多い特徴
睡眠は、いわば「身体と頭」の両方を休める行為です。
つまり睡眠が上手く取れないと「身体も頭も回復できない状態で明日を迎える」ということになります。
そしてこれを繰り返し、睡眠不足が蓄積すると病気や症状の下地が作られてしまいます。
具体例を出します。
【身体が回復できないと…】
・疲れやすい
・疲れてくると他の症状が出やすい
・だるい
・気力がなくなる
・姿勢が崩れる
・余計な力を入る
【頭が回復できないと…】
・自律神経の乱れを引き起こす
・感情的になりやすい
・頭が回らない
・深く考えられない
・やる気が起きない
・免疫力の低下を起こしやすい(感染症・自己免疫疾患・がん、など)
・ホルモン異常を起こしやすい(FSH・PRL・TSHなど)
◆薬に関しての当院の考え
薬を飲む、飲まないということに関しては、当院では指示することができませんので、ドクターや薬剤師の指示に従っていただけたらと思います。
ただ飲む・飲まないによるメリット、デメリットが存在するので、「ご自身が今後どうしていきたいか?」が大切だと思っております。
【睡眠薬を検討している方】
睡眠薬をネガティブに捉えている方も一定数いらっしゃいます。
しかし短期的使用の場合、睡眠を確保するという観点ではメリットになります。
その理由として先ほど申し上げたように、睡眠不足が続くことは、睡眠障害を基盤とする症状の形成になり得るからです。
ただ薬の服用を短期間で済むようにするために、中長期的な計画として、自力で睡眠が取れるようにしていくことお勧めいたします。
薬で眠れているのであれば、それでよいのでは?と思われますが、薬は強制的に眠らせているだけであって、身体や頭がちゃんと休んでいるわけではないのです。
もちろん、最初から薬を使わずに睡眠が取れるようになることを計画するのもアリです。
【すでに睡眠薬を飲んでいる方】
「薬の強さを落とす」などの相談をドクターとしてください。
ただし平行して今までとは違う生活スタイルを取る必要があります。
何が睡眠を妨げているのか?このような分析を入れながら行う必要があります。
ご自身の判断で薬を調節することだけは行わないようにしてください。
◆当院の治療計画
当院の主な治療計画としては
・身体の緊張を解く施術
・睡眠を妨げる要因の分析とその生活指導
・頭や心がリラックスする施術、またはその方法
※人によっては納得のいく説明をすることが安心感やリラックスになる
そして、これを継続していくことで身体になじませ、習慣にしていく必要があります。
人によって生活環境は違いますが、睡眠状態を良くするためのルールを作り、それを忠実に守っていくこと、そしてそのルールが当たり前になることが睡眠状態をよくするポイントになります。
※過度なルールは、ご自身を締め付けるのでよくありません。(○○しなければならない思考)
まずはできることから行い、徐々にできることを増やしていく作業が大切です。
◆最後に
今回は睡眠に関して「東洋医学の観点」、「鍼灸の臨床で多いこと」、について書かせていただきました。
睡眠障害には「各個人の生活環境」や「睡眠障害を起こす背景」というのが存在します。
眠れる対症療法を模索するのも大切ですが、「なぜ眠れない状態になってしまったのか?」という振り返りを持つことも大切です。
簡単なことではありませんが、振り返り、仮説を立て、実践してみてはいかがでしょうか?
もし難しければお手伝いいたしますので一緒に頑張っていきしょう。
参考になれば幸いです。
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