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頭痛と鍼灸

◆はじめに

頭痛は、ほとんどの方が経験したことのある症状の一つではないでしょうか。しかし一口に頭痛といっても「慢性化している方」、「頻繫に起こる方」、「ある特定下のみ出現する方」、「たまに出現する方」など、発現の仕方は人によって様々です。

今回は「鍼灸の臨床からみた頭痛の要因」と「東洋医学的にみられる頭痛の特徴」について書いていきます。

なお、命に関わることもある危険な頭痛もあるので、「今までに経験したことのない頭痛」を発症した場合は、まずは病院での検査を行ってから鍼灸治療をお考え下さい。

 

◆一次性頭痛の種類
一次性頭痛とは、原因となる他の病気がなく繰り返しおこる頭痛のことをいいます。「緊張型頭痛」、「片頭痛」、「群発頭痛」の3種類に分けられます。

また二次性頭痛というのもあり、これは他の疾患が引き起こす頭痛をいいますが、今回は説明を割愛させていただきます。

【緊張型頭痛】
頭を何かで締め付けられているような、鈍い痛みが続く頭痛です。動いて痛みが酷くなることはありませんが、首肩こりやめまい、ふらつきなどを伴うことがあります。 

【偏頭痛】
片側あるいは両側のこめかみから目のあたりにかけて、脈を打つような「ズキズキ」とした痛みで、体を動かすと悪化するのが特徴です。他にも光過敏、音過敏、悪心嘔吐などを伴います。片頭痛は「前兆がある片頭痛」と「前兆のない片頭痛」に分けられます。

前兆がある片頭痛の8割くらいは、突然視野の中にギザギザした光が見え、それが広がって暗くなり、視野の一部が見えにくくなる「閃輝暗点(せんきあんてん)」という徴候がみられます。 

【群発頭痛】
ある期間に集中して頭痛が起こることから「群発」とつけられています。人によって数カ月から数年に一度、数週間から数カ月の間ほぼ毎日、一日の中で決まった時間帯に激しい頭痛発作が起こります。発作期間以外は、ほぼ治まっています。症状は「目がえぐられるような」「目をキリで刺されるような」と表現され、耐え難い痛みと言われます。必ず片側で、痛みと同側に「目の充血」、「涙」、「鼻水」、「鼻づまり」、「額の発汗」などの自律神経症状を表す特徴があります。

 

◆頭痛を発症させる要因

どのタイプの頭痛も、お身体が「頭痛が起きやすい状態の身体」になってしまっていることで症状をおこしていると考えます。「頭痛が起きやすい状態の身体」とはどのような状態か、またどんな兆候があるか、そしてどんな生活習慣が起因しているかなど、鍼灸の臨床で多いものを挙げていきます。

 

 【顔の緊張・こわばり感】
顔の筋肉が緊張する要因は大きく3つに分けられます。

・笑顔(表情筋を使う)を作ることが多い方、眉間のしわ寄せ、歯ぎしり、噛みしめなどにより顔の筋肉が縮まるパターン

・口を動かさない、表情筋を使わない、など顔の筋肉を使わないことで固まるパターン

PCやスマホなど使用過多により「疲れ目・眼精疲労」→顔の筋肉の緊張へ派生するパターン

などがあります。

 

 【首肩こりや痛み】
肩が上がる、背中が丸くなりやすい、顔が前に出るなどの不良姿勢。首肩こりや痛みを自覚していない方でも不良姿勢の方はいらっしゃいます。その不良姿勢の影響が頭痛として現れることがあります。

 

【睡眠不足・浅い睡眠】
十分な睡眠が取れていない方、上手く取れない方は、身体の疲労がとれません。疲労が積み重なることで筋肉の緊張が強くなったり、姿勢保持ができずに不良姿勢になったりして、頭痛を引き起こします。 

 

【女性ホルモンの変化】
女性の身体は低温期・排卵期・高温期のサイクルによって、代謝の変化や自律神経の乱れなどが起こり、その影響で身体やこころの状態に変化があります。特にPMS(月経前症候群)が強い方は頭痛が出てくることが多いです。

※1「閉経後に起こる頭痛」
閉経している方でも、生理周期に連動して頭痛を起こすパターンがあります。
つまり、「出血(生理)という現象はない」けれど、身体の中では生理周期のリズムが未だ残っている、ということが考えられます。この頭痛の特徴は「生理周期と連動する頭痛」ということです。

※2「更年期症状として起こる頭痛」
更年期あたりに差し掛かると、生理が不順になり最終的に閉経します。この時期は自律神経の乱れが強くなりやすいので、その影響で頭痛が起きる方もいらっしゃいます。

※3「生理4日目~7日目あたりに起こる頭痛」というのもあります。
詳しい内容はこちら→生理中盤から終わりに連動する症状(生理4~7日目)

 

◆東洋医学からみた頭痛の性質

【気滞(きたい)
筋肉や血管の収縮を起こしている病態の頭痛です。痛みの性質は「ギューっ」「筋肉が縮まって痛い感じ」、ひどいと「ズキズキ」、「ガンガン」、「キリキリ」と表現されることが多いです。症状が強いと嘔吐してしまうこともあります。

 

 【瘀血(おけつ)
頭部の巡りが悪くなっている病態の頭痛です。痛みはかなり強く鎮痛剤も効きにくいです。痛みの表現は「ズキズキ」、「ガンガン」、「キリキリ」などと表現されることが多く、症状が強いと嘔吐してしまうこともあります。

 

 【水分代謝の影響】
水分代謝の悪さが頭部に影響したタイプです。一般的に頭重といい、「痛み」より「重い」と表現されることが多いです。これは「水分代謝低下」、「湿度の高い時期」、「気滞頭痛」などによって出現しやすい頭痛です。

 

【熱の影響】
東洋医学的に熱という性質が頭痛として現れるもののことです。熱は強いエネルギーが出すため、頭痛に影響すると、拍動する痛みの「ズキズキ」、「ガンガン」、「ドクドク」などと表現される方が多いです。

「中長期的ストレス」、「答えのない思考を続けること」、「男女ともに更年期」、「PC作業が長い方」などが熱病理を産生させやすくなります。

他にも「顔が赤い」、「のぼせ・ほてり」、「目充血」、「高音の耳鳴り」、「聴覚過敏」などを伴うことがあります。

 

【肝の影響】
東洋医学では「肝」という臓腑のバランスが崩れてくると、頭部症状が現れやすくなります。肝由来の特徴的な症状として、「目の奥の痛みを伴う頭痛」、「頭頂部頭痛」が出現しやすくなります。

 

最後に

頭痛を起こしにくくする、または頭痛がない状態にするためには、まず「頭痛を起こしにくい身体作り」が大切です。痛い時に施術を受けるだけでは、痛み止めなどと同じく対症療法となり、変化がでる可能性は低くなります。人によっても違いますが、頭痛が起きると日常生活に支障がでることが大半です。大事なのは「症状が出てから何とかする」のではなく、「症状が出る前に何ができるか?」、この積み重ねが頭痛の頻度や痛みのレベルを下げていくポイントになると当院では考えております。参考になれば幸いです。

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