〒240-0022 神奈川県横浜市保土ケ谷区西久保町15 グランディシンヤ201
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女性の身体は、毎月一定のリズムで「子どもを迎える準備」をしています。子宮の内側に柔らかな膜(子宮内膜)を育て、妊娠しなかった場合にはその膜が剥がれ落ち、血液とともに体外へ排出されます。これが「生理」です。
思春期から閉経まで、このサイクルは繰り返されます。
子宮内膜が剥がれ落ちるとき、「プロスタグランジン」という物質が分泌されます。この物質が子宮を収縮させて内膜を押し出す働きをするのですが、同時に「痛み」も引き起こします。
分泌量が多いほど痛みは強くなるため、生理痛には個人差が生まれます。
では、なぜ人によってこの物質の量が変わるのでしょうか。そのカギが「血流」にあります。
子宮内膜には、常に血液が流れています。血流が十分であれば内膜は柔らかく保たれ、スムーズに剥がれ落ちます。しかし血流が滞ると、内膜に老廃物が溜まって固くなり、剥がれるときの痛みが強くなります。
ちょうど、乾いて固くなったものを剥がすほうが力が要るのと同じイメージです。
① 身体の硬さ
身体、特に下半身が硬いと、子宮まわりの血の巡りが悪くなります。東洋医学では、足首の内側やももの内側のラインが子宮と深く関わっていると考えます。
② 運動不足
筋肉は動くことで血液を全身に送り出すポンプの役割を果たしています。運動習慣がないと、このポンプ機能が弱まり、巡りが滞りやすくなります。
③ 長時間の座り仕事
長く座り続けると、脚の付け根(股関節まわり)が圧迫されて血流が滞りやすくなります。デスクワークが多い方は特に注意が必要です。
④ 冷え
身体が冷えると血管が収縮し、血の巡りが悪くなります。冷房の効きすぎた環境や薄着が続くと、特に下腹部が冷えやすくなります。
⑤ 自律神経の乱れ
睡眠不足や強いストレスは自律神経のバランスを崩し、下腹部の血流に影響します。「疲れているときほど生理痛がひどい」と感じる方は、これが原因のひとつかもしれません。
東洋医学では、強い生理痛がある状態を**「瘀血(おけつ)」**と呼びます。簡単にいうと、「血が滞って固まっている状態」です。子宮でいえば、内膜が固くなっている状態をイメージしてください。
次のような症状に心当たりがある方は、瘀血の状態である可能性があります。
この「瘀血」は、ある日突然できるものではありません。
日々の血流の悪さが少しずつ積み重なって形成されるため、「年々生理痛がひどくなっている」という方は特に注意が必要です。
また、瘀血の状態は生理痛だけでなく、妊娠しづらさや着床のしにくさにも関わることがあるため、妊活を考えている方にとっても見過ごせないサインです。
鍼灸施術では、身体の外側からアプローチすることで、滞った血の巡りを整えていきます。
具体的には、固くなったお腹や腰をほぐし、血流が滞りやすいツボや経絡に働きかけることで、子宮まわりの循環を改善していきます。
ただし、滞りの原因は人によって異なります。冷えが原因の方もいれば、ストレスや運動不足が根本にある方もいます。そのため当院では、カウンセリングをもとにお一人おひとりの状態を丁寧に見極め、その方に合った施術をご提案しています。
痛みをその場で和らげるだけでなく、「なぜ滞るのか」という根本から整えていくことが、体質そのものを変えていく近道だと考えています。
「毎月この痛みが当たり前」と諦めていませんか?
生理痛は、適切なアプローチで変えられる可能性があります。痛み止めに頼り続ける前に、ぜひ一度ご相談ください。あなたの身体の状態を丁寧に確認しながら、一緒に改善の道を探していきます。