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◆はじめに
不妊治療中で、お身体の状態を変えるために鍼灸治療を検討される方には、直近の基礎体温表を持参していただくようにお願いしています。何度か記事にも書きましたが、基礎体温表によって、生理の状態を俯瞰して見ることができるため、カウンセリングと合わせて東洋医学的に今のお身体の状態を把握するのに用います。これは、その人にあった施術の方向性を決めるために大切なことです。
今回は基礎体温の中で「低温期が短い」ことについて東洋医学的に考えられることを書いていきます。
◆低温期が短いこととは
生理1周期の中には以下の役割があります。
① 低温期(卵胞を発育させる期間)
↓
② 排卵期(卵胞から卵子が出る時期)
↓
③ 高温期(受精卵が着床し、妊娠を維持するための準備期間)
↓
④ 生理期(妊娠が成立しなかった場合の子宮内膜排出期)
低温期が短いというのは、生理初日を一日目とする④から、①→②にかけての時期が短く、概ね生理10日目~12日目あたりで排卵してしまう状態を指します。
◆低温期が短いことで考えられること
上記のことを踏まえ、低温期が短いことで考えられることは以下の2つです。
ⅰ.卵胞が十分に成長したので排卵が起き、結果として低温期が短い
この場合、排卵後の「卵子」または受精後の「受精卵」の質・状態は悪くないと推察できます。もちろん人によって状態は異なるため、十分に成長したのにも関わらず「卵子」や「受精卵」の質が良くないということも、ゼロではありません。
この先のことは通院されているクリニックの先生の意見を聞くか、体外受精をされている方であれば受精卵になってみないと判断できないことではあります。
ⅱ.卵胞が成長途中にも関わらず排卵してしまった
この場合、東洋医学的に「脳の誤作動」という状態が考えられます。
このケースでの「脳の誤作動」とは、卵胞が成長途中にも関わらず脳から排卵を促すLH(LHサージ)が早く出てしまうことを指します。この場合は卵胞が成長途中なので、卵胞の中にある卵子も成長途中(未熟)である可能性が高いと推察されます。
・関連記事:脳の誤作動
◆低温期が短いことに対する鍼灸治療
低温期が短いことによって、日常生活に何か影響があるわけではありませんが、不妊治療をされている方は、低温期が短いことで妊娠に至らない可能性はあります。(他の因子も絡んでいる可能性はありますが、人によって異なるため今回は割愛いたします)
そのため鍼灸治療では以下のことを目標にして施術を行います。
*脳の誤作動を是正すること
*卵巣力を上げ卵胞の発育を促すこと
そして人によって「脳の誤作動を起こしている」ことや「卵巣力を低下させている」要因は様々あるため、これを具体的に症状に落とすと、施術の目標は以下のようになります。
*下半身・お腹の血流をよくすること
*自律神経の安定
*睡眠の質の向上
*首肩凝りの緩和
◆最後に
今回は低温期が短いことについて鍼灸の臨床を通して考えられえること書いてみました。身体のこと全般に言えることですが、単純なことはなく複数要因が絡んでいたり、見えない部分があったりします。一つの考えとして参考にしていただけたら幸いです。
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