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◆はじめに
不妊治療の補助に鍼灸治療を取り入れる方には、基礎体温表を持参していただきます。
基礎体温を測るのは億劫になりがちですが、現在の身体の状態や生理周期の状態を大まかに把握することができますし、基礎体温表を見ながらカウンセリングでお話を伺うことで、より正確に身体の状態を把握することができます。
今回は基礎体温にまつわる、「低温期が長い」ことについて書いていきます。
◆低温期の延長
一般的に、生理周期はだいたい「低温期14日」、「高温期14日」の28日周期といわれていますが、人によって周期は様々で、28日周期に当てはまらなければいけないということではありません。
ただ低温期が長いことで「見えること」や、「考えられること」があるのです。
その一つに、「卵胞の発育が遅い」という状態があります。
卵胞の発育が遅いと、排卵まで時間がかかります。
つまり成熟した卵胞にならなければ排卵ができないので、低温期が長くなります。(※卵胞が十分に育っていない状態で排卵するケースもありますが、それは別の機会で書きます)
この「卵胞の発育が遅くなる」ことの大きな要因が以下の2つです。
① FSH(卵胞刺激ホルモン)がうまく働かない
下垂体という脳の中にある場所から、メインで卵胞を育てる指令を送るのが「FSH」です。
どのホルモンも必要な時に必要分のホルモンを分泌するように働きがありますが、「何か」によってホルモンの調節機能が上手く働かないことがあります。
東洋医学では、この「何か」を症状や生活環境に落とすと以下のようなことが考えられます。
*睡眠不足または睡眠の質の低下
*ストレス
*過労
*胃腸症状
*スマホやPCの電子機器の使用過多
*細かい作業で目をよく使用する方
② 卵巣の力が低下している
これは「一過性の力の低下」の場合もあれば、「年齢による力の低下」、または「左右の卵巣の力の差」などの場合もあります。
女性・男性に関わらず、生殖能力とは身体の「余力」であると東洋医学では考えます。
この「余力」が無くなり卵巣の力に影響すると卵胞の発育は遅くなり低温期の延長になると捉えます。
◆低温期延長と鍼灸治療
一口に低温期が長いといっても低温期が長くなる要因は様々で、要因によって方針も異なりますので、低温期に対して行う鍼灸治療にはどのようなものがあるのか、大まかに分けて説明いたします。
① ホルモン分泌の安定化
前述したように、脳から卵巣へ指令を送るホルモンには、必要な時に必要な量のホルモンを分泌する働きがあります。これは自動的に行っているものなので、「自律神経系」が関与しています。
人によって自律神経系が乱れる要因や生活習慣などは様々ですが、鍼灸治療では自律神経を安定させることで、ホルモン分泌を安定させることを目指します。
② 卵巣力の強化
東洋医学では、生殖能力は「腎(じん)」という器官が担い、下腹部~下肢の機能を司っていると捉えます。
そのため、腎と繋がりのあるツボを中心に施術に取り入れていきます。
腎と繋がりのあるツボを刺激
↓
腎の力を鼓舞する
↓
卵巣の力を上げる
といったイメージです。
◆最後に
お困りの方は生理周期の仕組みを簡単でよいので理解しておいた方が、ご自身の今の状態を把握しやすいかと思い書かせていただきました。
参考になれば幸いです。
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