〒240-0022 神奈川県横浜市保土ケ谷区西久保町15 グランディシンヤ201
天王町駅から徒歩3分

受付時間
受付時間:午前 10:00~12:00
     午後 15:00~19:30
定休日:火曜日・金曜日

お気軽にお問合せください

045-489-9506

※受付時間内の営業は固くお断りしております

膝痛と鍼灸

◆はじめに

鍼灸院で診ることの多い膝の疾患は、「変形性膝関節症」や「診断がつきにくいもの(年齢のせい・ケガの後遺症といわれる類)」など、慢性的な症状になります。また痛みの種類はと言うと、「耐えられる痛み」、「耐えられるが地味に痛い」、「腫れぼったい感覚」など、実に様々です。

 

今回は膝痛という大きな括りについて、東洋医学・鍼灸の観点から考えられることやできることを書いていきたいと思います。ご自身の症状に落とし込んで読んでみてください。

 

◆膝痛の経過

膝痛が形成されていく過程は、人によって様々です。簡単ではありますが、大きく以下のように分けられます。

 

①膝の外傷歴がある→痛みが続いている→痛みが取れない

②膝の外傷歴がある→痛みがなくなった→時間が経ってから痛みが出現→痛みが取れない

③膝の外傷歴がない→徐々に痛みが出現→痛みが取れない

④膝の外傷歴がない→急に痛みが出現→痛みが取れない

 

※「外傷とは」大きな外力がかかったことによって膝の組織を痛めてしまったことをいいます。半月板損傷や靭帯損傷など。バスケットボールやサッカー、スキーといった足を使うスポーツや、アメフトやラグビーなどのコンタクトスポーツで起こりやすい。スポーツ以外では交通事故など。

 

◆膝痛を起こしやすい部位

痛みを感じる部位は大きく以下のように分けられます。
※痛む箇所は複数の場合もあります。

①膝上内側

②膝上外側

③膝下内側

④膝下外側

⑤膝のお皿下

⑥膝のお皿上

⑦膝裏

 

◆膝痛が起きやすい条件

次に、「痛みを強く感じる条件」について見ていきましょう。大きく以下のように分けられます。※これも複数の場合があります。

 

1.起床時痛

起床時が痛いパターン。動いているうちに徐々に痛みが引いてくる。

 

2.疲労時痛

疲労に比例して痛むパターン。例えば、午前中は比較的痛みが落ち着いているが、午後や夕方から痛みが増してくる。

 

3.荷重痛

階段昇降時などに痛むパターン。

 

4.常時痛む

痛みの経過によって異なりますが「対症療法のみを行っていた方」「手術後のリハビリが足りなかった方」、「痛みを我慢して過ごしていた方」などにみられる。

 

5.夜間痛

状態・状況によって異なりますが、炎症の可能性がある状態。

 

◆膝痛を起こす方の特徴

東洋医学・鍼灸では、上述した「◆膝痛の経過」、「◆膝痛を起こしやすい部位」、「◆膝痛を起こしやすい条件」についてお話を伺ったうえで、その方がなぜ膝痛を起こしたか(厳密にいえば「なぜ膝に負荷がかかってしまうのか?」)を探るために、身体所見を取ります。多くの方に見られる所見を挙げていきます。

 

・膝の関節を動かすための筋肉の部分的の緊張

・膝を支えるための筋肉の衰え(全体or一部)

・足首の使い方

・膝関節の使い方

・股関節の可動域不足

・足首の可動域不足

・膝関節の可動域制限

・体重のかけ方

 

※「可動域とは」関節には各々動かせる範囲が決まっており、その範囲で動かすことによって、「関節の機能」を十分に発揮でき、「関節に負荷」がかかりにくくなります。

膝痛を起こしやすい方は「足関節(足首)」、「膝関節」、「股関節」の可動域を十分に使えていないことが、要因の一つになり得るのです。

 

◆鍼灸施術では

【第一目標】痛みを落ち着かせること

 

【第二目標】痛みがぶり返さないようにすること

そのために、「何が負荷になっているのか?」分析しながら指導を行います。歩き方・足の各関節の使い方・意識の仕方など。上述したように膝痛には様々な要素が絡んでいるため、分析することはとても大切です。

 

『注釈1』症状の状態によっては、【第一目標】と【第二目標】を並行して行う必要があります。つまり痛みのレベルを下げるためには、痛みを落ち着かせる施術だけでなく、「何が負荷になっているのか」という原因分析と指導も同時並行で行って初めて効果が得られる場合があるということです。

 

『注釈2』人によっては痛みが落ち着けばよいという方もいらっしゃるので、痛みが落ち着いてきた段階で、「この先どうしていきたいか」お伺いするようにしています。先々のことを考えると、膝痛はぶり返しやすいものですし、徐々に膝関節の変形が進行することもあるので、まずは「第二目標」をクリアしてから、少しずつ施術頻度を減らしていくことを勧めています。

 

◆最後に

大きな括りではありますが膝痛について書いてみました。膝が痛いからといって、膝の施術をするだけでは対症療法と同じになり、大きな変化は見込めません。症状改善の為に大事なのは、膝の痛みをコントロールしながら「なぜ膝に負荷がかかりやすいのか?」をしっかりと分析し、負荷を減らすための身体の使い方を習得することです。膝痛の経過は人によって様々なので、「カウンセリング」、「膝の状態をみる」、「膝の動きをみる」「膝周辺の筋肉を触る」「関節の可動域の確認」などの総合分析+施術が大切であると感じております。参考になれば幸いです。

◆予約をご希望の方は下記のURLを一読ください。

初めての方へ・当院での施術をご検討の方へ

初めて予約を取る方へのお願い

◆お電話にてご予約される方へ

施術者が電話対応しておりますので電話は長めに鳴らすようお願いいたします。

ご予約・お問合せはこちら

お電話でのご予約・お問合せはこちら

045-489-9506
受付
時間
月・水・木曜日
・午前 10:00~12:00(最終受付) 
・午後 15:00~19:30(最終受付)

土曜日 
・午前 9:00~12:00(最終受付) 
・午後 15:00~18:00(最終受付)

日曜日
・9:00~14:00(最終受付)
定休日
火曜日・金曜日

ご予約・お問合せへ

お電話でのお問合せはこちら

045-489-9506

フォームでのお問合せは24時間受け付けております。お気軽にご連絡ください。

アクセス・受付時間

住所

〒240-0022
神奈川県横浜市
保土ケ谷区西久保町15
グランディシンヤ201

駅から当院まで

天王町駅から徒歩3分
西横浜駅から徒歩6分
JR保土ヶ谷駅から12分
 

受付時間
 
午前 × ×
午後 × × ×

月・水・木曜日
午前:10:00~12:00(最終受付)
午後:15:00~19:30(最終受付)

土曜日

午前:9:00~12:00(最終受付)
午後:15:00~18:00(最終受付)

日曜日
9:00~14:00(最終受付)

祝日不定休(新着情報に掲載)

定休日

火曜日・金曜日