〒240-0022 神奈川県横浜市保土ケ谷区西久保町15 グランディシンヤ201
天王町駅から徒歩3分
◆はじめに
妊活に鍼灸を取り入れている方を施術していますが、施術に来てもらうだけではなく協力をしていただくこともあります。その一つが、基礎体温表をつけていただくことです。基礎体温表をみると黄体の働きが悪いなと思われる方がいらっしゃいます。今回は黄体機能と鍼灸について書いていきます。
◆黄体機能不全とは
黄体とは、卵胞から卵子が排卵した後の袋状のもので、プロゲステロンというホルモンを分泌し、子宮内膜を成熟化して着床しやすくし、着床後は妊娠を維持する働きがあります。
しかし黄体が正常に機能しなくなると、プロゲステロンの分泌が不足し着床準備ができなくなり受精卵を受け入れられません。その結果、妊娠しにくくなります。
以下、黄体機能不全を疑う兆候・検査値です。
【ホルモン値】
・黄体期のプロゲステロン値(P₄)が低値
【基礎体温】
・高温期が短い(高温相10日以内)
・高温期と低温期の差がない(0.3℃以下)
・高温期の途中で体温が落ちる
・排卵後の体温上昇が悪く、なかなか上昇しない
【子宮内膜】
・内膜が8mm以下
「黄体の働き」
卵胞が成長・発育し排卵が行われた後、黄体がしっかりと働くことで、プロゲステロンが十分に分泌され子宮内膜を厚くし、高温期の日数が維持、体温上昇、排卵後の上昇が素早く行われます。
◆黄体機能不全の原因
1.脳下垂体
卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌不十分
脳から卵巣へ卵胞の発育を促すホルモン(FSH)の分泌不十分によって、卵胞の発育が悪く排卵後の黄体が上手く働かない。
2.卵巣
・卵胞の発育や排卵後の黄体への変化がうまくいっておらず、十分な量の黄体ホルモン(プロゲステロン)を放出できない
3.子宮
・黄体ホルモンの分泌はあるが子宮内膜の感受性が悪い
・黄体ホルモンの分泌が不十分で子宮内膜の厚さが出ない
※1番から2,3番と連動していくパターンや2番単体や3番単体という方もおられます。
【その他】
高プロラクチン血症など 関連ページ:プロラクチンが高い
◆当院では
当院では、生理周期や生理日数、出血量、基礎体温表、ホルモン値(なければ大丈夫です)などを参考にして、その人にあった施術の方向性を決めていきます。
主に、「脳下垂体からのホルモン分泌を促すこと」、「卵巣の力を上げること」、「子宮の力を上げること」、この3つの力を上げることで妊娠しやすい身体づくりを行います。
そして、これらの力を上げていくには「冷えを取ること」と「自律神経を整えること」が大切です。
・下腹部(卵巣)の冷えをとると、卵胞の発育が促されます
・下腹部(子宮)の冷えをとると内膜が厚くなります
・自律神経を整えるとホルモン分泌を促してくれます
・自律神経は血管にも作用するため循環を促してくれます。
◆さいごに
黄体機能の働きをみるのに基礎体温表はとても大切な指標となります。ホルモン値検査だと、検査した日の数値しか見られないため全体が把握しづらいのです。反対に基礎体温表では全体像を俯瞰してみることができ、今の状態を分析しやすくなります。毎日、朝から眠いのに体温を測るのはとても大変なことと想像しますが、最低でも2周期はとるようにしてみてください。
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