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突発性難聴と鍼灸治療

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◆突発性難聴とは

突発性難聴は、徐々に聞こえづらくなるのではないため、発症を明確に感じることができます。「全く聞こえなくなる方」から、「高音のみが聞こえづらくなる方」、「日常生活にはあまり支障のない方」まで、人によって程度は様々ですが、日によってその聞こえ方が変わることはないのが、突発性難聴の特徴です。

突発性難聴は「感音性難聴」に分類されます。感音難聴とは、音を信号に変え、脳に伝える(内耳・聴神経・脳)神経系に異常を生じた疾患です。

この記事では、東洋医学・鍼灸における考え方やできることを記載していきますので、突発性難聴の詳細に関しては専門の病院のホームページ等をご参照ください。

 

◆原因

突発性難聴のはっきりとした原因はわかっていません。
いくつか考えられる原因として、

・ウイルス感染:ある特定のウイルスに感染したことが原因

・内耳循環障害:耳の内部の循環が悪くなったことが原因

・肉体・精神的なストレス・過度な疲労・寝不足

などが引き金になることが多いようです。

 

◆症状

・片耳の難聴・耳鳴り・回転性めまい・吐き気・嘔吐など

 

◆突発性難聴の予後

発症から治療開始までは、早ければ早い方が良いです。早く治療すれば完治するわけではありませんが、発症してから10日以上経過すると、聴力の回復する可能性が低くなるといわれています。

【予後】突発性難聴の完治率は「3分の1」です。

3人に1人は「完治」、1人は「緩解」、1人は「聴力の改善が見られない」といわれています。

【治りづらい方】

・発症後二週間以上経過した方

・高度難聴の方

・高齢者・糖尿病・動脈硬化をお持ちの方

 

◆東洋医学・鍼灸では

突発性難聴に対する鍼灸施術は主に以下の3つを症状改善の目的として行います。

 

「耳周辺」、「首肩」の筋緊張の緩和
特に頚の筋緊張の改善が椎骨動脈(首の奥にある動脈)の血流に影響し、間接的に聴力改善をもたらすと考えられます。

 

不良姿勢に対するアプローチ
不良姿勢は、上述した「耳周辺」、「首肩」への負荷を高め、「筋肉の緊張が強くなる」、「血流が悪くなる」といった状態が起こる可能性を高めます。不良姿勢となる例として、以下のようなパターンが考えられます。


・歳を重ねると姿勢を保持する筋肉が減り、不良姿勢へ繋がるパターン
・比較的若い方でもPCやスマホの長時間使用によって不良姿勢へ繋がるパターン
・肉体的・精神的疲労により不良姿勢へ繋がるパターン

など

不良姿勢は徐々に進行していくため、初期の段階から自分の姿勢が身体に負荷を与えていると自覚するのは難しいです。溜まった負荷により身体が限界値に近づくと、突発性難聴の前に、サインとしていくつかの「症状」を起こすことがあります。その症状には、「めまい」、「耳鳴り」、「耳管開放・狭窄症」、「首が痛い」などがあります。

 

③突発性難聴が起こってしまった原因の分析
それはすなわち、「なぜ、今のタイミングで症状が起きたのか」という分析を行う事でもあります。直近数カ月、人によっては半年~3年といった期間で、何かご自身の中で変わったことはなかったか?その変化が症状を起こす一端となった可能性を考えるなど、生活を振り返ることで、発症の原因について探る必要があります。このような分析は、施術方針の一助となるからです。

 

◆早期の鍼灸施術を勧める理由

【早期に「病院の治療」と並行して「鍼灸治療」を行った場合】と【「病院の治療終了後」に「鍼灸」を行った場合】では、臨床経験上、前者の方が施術反応がよいと言えます。病院の治療と並行して鍼灸治療を行うとどのような効果があるのか、先に述べた症状改善の目的と重なる部分もありますので、鍼灸治療検討の参考にしていただければと思います。

 

耳周辺の循環改善
「病院での治療」は主にステロイドによる投薬が一般的です。突発性難聴によるステロイドを使用する目的は炎症を抑えたり、聴覚に関する細胞を保護したりするためといわれています。しかし耳周辺の循環が悪いと、ステロイドの薬効が届きづらく、効果は得られにくくなります。しかし鍼灸治療を並行して行うことで、【鍼灸により首肩耳周辺の循環を促す】→【ステロイドが細胞や器官に行き渡る】→【効果が現れる】ということが考えられます。

 

不良姿勢の是正
突発性難聴は、「何らかの影響」で聴覚に関する細胞や器官に不具合を起こしている状態なのです。「何らかの影響」とはどういうことかを原因から考えてみると、聴覚に関する細胞や器官に「傷」や「負荷がかかっている」ことが予想できます。

・鍼灸では血流を促すことで、「傷を修復する力」を高めます。
・負荷がかかっている場合、不良姿勢を是正することで細胞や器官にかかる負荷を減らすことができ、結果症状に変化が現れるということが考えられます。

 

【①と②に共通して言えること】
どちらも「時間との勝負」といえます。つまり細胞や器官に「傷」や「負荷」がかかっている時間が長ければ長いほど、回復する可能性が低くなります。
これは不可逆性といって、人間の身体の多くの器官は、「傷」や「負荷」が長く続くと「元に戻すこと」ができなくなるからです。

 

◆最後に

突発性難聴に対して東洋医学・鍼灸の考え方・できることに関して書いてみました。先に、突発性難聴の完治率は三分の一だと申し上げました、つまり病院の治療で良くなる方もいれば、残念ながら良くならない方も、中にはいらっしゃるわけです。しかし突発性難聴の完治の見込みを予測することはできません。「病院に行ってみたけれど、良くならないから次の手を考える」では、手遅れになる可能性があります。何度も申し上げているように突発性難聴の治療で大切なのは「早期治療」です。病院の治療を開始したのと同時に次の一手、つまり「病院の治療だけでは効果が表れない場合の手立て」を考えておくことをお勧めします。

 

 また、治療で突発性難聴の症状に変化がなかった方でも、あきらめない気持ちは大切かもしれません。医療は不確実なもので絶対はないです。すぐには症状に変化が現れなかった方でも、中長期間という目線で対策を行えば、症状に変化が現れるかもしれません。参考になれば幸いです。

◆他のページも合わせて見てください。

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