ストレスについて、第3回目は対策について書いていきます。

◆前回までの記事

ストレスとは➀：ストレスについて(概要)

ストレスとは➁：ストレスを受けたことで身体に起こる反応・症状・について

それではいきましょう！

◆ストレスを解消させるために

ストレス解消方法は様々あります。

１．休息

働き続けると身体は疲労し、溜まった疲れは生理的・身体的ストレッサーになります。そうならないためには、休息が必要になります。適度な休養は次への活力に繋がります。睡眠時間の確保・何もしないこと・体のメンテナンスに施術を受けるのも休養にあたります。

２．運動　

適度に身体を動かすことで、全身の血流が良くなり、脳内や身体の老廃物を流し、身体をスッキリさせてくれます。散歩やジョギング・サイクリングなどの適度な運動は、心身を健康に保つために必要不可欠です。

３．入浴

入浴は、血行の促進、新陳代謝を促し、筋肉を緩め、神経をリラックスさせ、身体と心の疲労を回復させることができます。

４．食事

心身の健康を維持するためには、栄養バランスのとれた規則正しい食生活が欠かせません。ビタミンやミネラル不足、甘い物、嗜好品の取り過ぎはストレス耐性を弱めてしまいやすいです。暴飲暴食や早食いなども食生活の乱れにつながります。

５．音楽

音楽には、気持ちを落ち着かせリラックスさせる効果があります。人によって心地よい音楽は異なりますが、好きな音楽を聴くと不思議と気分がよくなってきます。またカラオケなどで大きな声で歌うこともストレスの発散に大いに役立ちます。

６．好きなことをしよう

上記の５つは、万人に共通してできることです。
ですが一番大切なのは「ご自身の好きなことをする」です。好きなことに没頭できる時間は何よりも至福なひと時です。甘い物など好きなものを食べる・アルコールの摂取・ゲームなども良いですが、食べ過ぎ飲み過ぎ、やりすぎは返って身体にストレスを与えかねないので上手く調節しましょう。

★ポイント

自分にあったストレス発散方法を沢山見つけましょう！

◆ストレッサー(ストレスの原因)によっては…

上に書いたものは、ストレス状態になった時の発散方法であって、いわば対処行動です。

もちろん、これはこれで短期的なストレスに抗うために必要なことなのですが、ストレッサーの種類によっては、ストレスの発散と蓄積を繰り返すことがあります。特に「ご自身だけで解決できないようもの」や「性格・思考」によるストレッサーは、繰り返し起きやすくなります。

―以下・例―

・性格(思考)

完璧主義・悲観的な思考・ストレスへの感受性・○○しなければならない、など

・環境

人間関係・経済状況の悪化・家庭環境・健康問題・職場環境など

・種類

不安(明確な不安・漠然とした不安)・悲しみ・怒り・焦り・憂い・怖さなど

「ご自身だけで解決できないようもの」や「性格・思考」によるストレッサーは、非常にデリケートな部分です。自分を取り巻く環境や、今まで生きてきた中で培われた「性格」や「思考」は、すぐに変化することはできません。ですが、何もしなければ体調を崩してしまいます。

では、何ができるかというと

【ストレス発散】溜めるとストレスによって様々な症状を起こす。

【身体のケア】こころの不調は身体の不調を起こす。逆も然り。

【ストレス発散】によって、心身のダメージを減らしつつ、【身体のケア】によって、心身に栄養を与える。その結果、精神的にも身体的にも「ゆとり」が出てきます。これが非常に大切です。

また少し長くなったので次回に持ち越します。