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つわり・妊娠悪阻と鍼灸

◆「つわり」について

 ほとんどの妊婦さんが経験する「つわり」は人によって、

・生活に支障がないくらい軽い方

・多少支障はあるが生活はできる方

・入院が必要なほど重い方

・まったく症状のでない方

など、様々です。

この記事では、日常生活に支障がある方~入院が必要になる前の「吐きつわり」について書きます。

 

◆つわりの原因

受精卵が着床し成長していく過程で非妊娠時に比べ、大量のホルモンが分泌されます。

体内で、今までになかった変化が起きその変化に身体が追いつていない状態が、「つわり」という症状として現れます。

 

◆消化器系の症状

つわりの消化器症状を経験される方は7~8割ほどだといわれています。

参考に

・胃もたれ・胸やけ・むかむか感・・・7~8割

・吐き気・嘔吐・・・7~8割

・食欲不振など・・・5

 

◆東洋医学からみる「つわり」とは

「子宮」と「胃」は経絡(けいらく)というラインで繋がっています。

妊娠すると、受精卵の成長を促すために大量の気が「子宮」へ流れ込みます。

しかし有り余った気は行き場がなくなり、「子宮」と「胃」を繋ぐラインを登って胃の活動を狂わせます。

胃の活動とは

・食べ物を下へ降ろす(口→胃→腸)

・食べ物を受け入れる力(胃の膨みが悪くなる)

・消化する力

これらの活動が低下すると、上述した症状が起こりやすくなります。
安定期頃(15週前後)には気が安定供給されるようになるので、症状は落ち着く方がほとんどですが、中には15週過ぎても「つわり」が治まらない方もいらっしゃいます。

 

◆15週過ぎても「つわり」がある場合

15週を過ぎても「つわり」が続く場合、他に胃の活動を妨げる要因があると考えます。人によって異なるのですが、例を挙げます。

・疲労が強い

・痩せ気味

・呼吸が浅い

・睡眠が足りない(時間・質の低下)

・妊娠初期の「つわり」が強かったことによる体力の消耗

・胃の活動を妨げる何か
(自律神経の乱れ・肩こり・姿勢が悪い、など)

 

◆施術の方針として

主な施術の方針としては以下の通りです。

・胃の活動を補佐してあげる施術

・呼吸が深く吸えるようにする施術

・リラックスできるようにする施術

・その方の目立つ所見に対する施術

まずは少しずつでも食べられる量を増やしていくことを目標に行います

その目標を置く理由として、私たちは食べ物からエネルギーを摂取しています。

摂取したエネルギーは、

・内臓(胃や腸など)を動かすために使われます

・身体を支えたり・動かすために使われます

 

反対にエネルギー不足が続くと、

・内臓(胃や腸など)が働かない→食べ物を受け付けない(つわり)

・身体を支えられない→姿勢が悪くなる→胃の動きを妨げる(つわり)

などの症状が進んでいきます。

食べられない悪循環に入ると「つわり」が長続きしてしまうのです。

 

ですから、先ほど申し上げたように食べられる量を少しずつ増やしていくのを目標に置くのです。

食べられるようになればエネルギーがチャージされ、内臓が働き、筋肉に栄養が届き、身体を支えられるようになり、良い循環が生まれてきます。

 

◆最後に

妊娠初期から鍼灸施術を受けるのはハードルが高いという方が大半だと思います。当院に「つわり」でいらっしゃった方々も、そのように言っておられます。笑

ですから、15週過ぎても「つわり」が落ち着かない、またはひどくなっているのであれば鍼灸施術を受けるのもシナリオに入れていただけたらと思います。

参考になれば幸いです。

 

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