NHK健康チャンネル
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1132.html

 今、注目を集めているものの一つに、「うつ病」に対する鍼治療があります。うつ病患者の3割は、薬が合わずにやめてしまうケースや使用しても効果が認められケースがあるといいます。そのような中、イギリスで行われた大規模研究に注目が集まりました。うつ病患者755人に対して、「カウンセリング」と「鍼灸治療」の効果を比較したところ、同等の効果が確かめられたというものです。研究を率いた、ヨーク大学のヒュー・マクファーソン教授は「鍼灸がうつ病治療の新たな選択肢になる」と考えています。(一部抜粋)

【金澤のコメント】

この記事を見てくださった方に理解してほしいことは、うつ病を総合的に治していくための一つに鍼灸治療があるということです。

うつ病の程度、どの段階か（急性期・回復期）、性差、時期(高齢・産後・マタニティーブルー・子育て中)など、人によってうつ病が発症する背景はさまざまです。主治医の先生は、その背景や治すためのシナリオを考えながら治療にあたっておられます。

鍼灸治療を行って、体調が上向き傾向であるからといって、ご自身の判断で薬を減らしたり、薬をやめたりすることはせず、主治医と相談の上、決めていただくようお願いいたします。