〒240-0022 神奈川県横浜市保土ケ谷区西久保町15 グランディシンヤ201
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◆顔面神経麻痺とは
顔には20を超える筋肉があり、これらの動きにより表情が作られます。
顔面の筋肉を動かしている神経を「顔面神経」といい、顔全体の筋肉に分布しています。
何らかの障害を顔面神経が受けたことにより、顔面神経麻痺の症状が出現します。
◆症状
【表情筋の麻痺】
「おでこ」や「眉毛」、「まぶた」、「口」などの顔の動きができなくなります。
これによって口から飲み物や食べ物がこぼれ落ちてしまったり、まぶたが閉じられなくなり、目が乾燥し炎症を起こし、痛くなったりします。
【涙や唾液】
涙や唾液がでにくくなり、ドライマウスや目の乾燥が強くなることがあります。
【味覚障害】
顔面神経には、味覚を司る神経が含まれており、味覚障害をおこすことがあります。
【聴覚過敏】
顔面神経は、大きな音を感じた時に内耳に伝わる振動を弱めてくれる反射を担っていますが、顔面麻痺になると、内耳に伝わる振動が弱められなくなり、音が大きく感じてしまいます。
【その他】
顔のこわばり、顔面のけいれん、意図しない筋肉が一緒に動く(病的共同運動)など
※神経の障害度合い、部位によって症状は変わります。
◆種類と原因
脳内で障害を受ける「中枢性」と、脳外で障害を受ける「末梢性」に分けられます。
【末梢性】
・ベル麻痺:
顔面神経麻痺の中の原因が明らかでないものをベル麻痺と呼びます。
「疲労」や「免疫力の低下」、「ストレス」などをきっかけに、以前に感染していた単純ヘルペスウイルスが原因で麻痺を起こすと考えられます。
・ 耳性帯状疱疹(ラムゼイ・ハント症候群)
帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスの感染によって起こります。
最初の感染で水ぼうそうが起こり、治った後も水痘帯状疱疹ウイルスは神経に潜んでいます。
「疲労」や「免疫力の低下」、「ストレス」などをきっかけに、潜んでいたウイルスが活性化して感染が再発すると、帯状疱疹が起こります。
耳性帯状疱疹は耳の帯状疱疹のことで、難聴・めまいや耳周辺の水ぶくれ、顔面神経麻痺などを起こします。
・外傷などによる顔面神経の損傷(交通事故・骨折・手術によるもの)
【中枢性】
・腫瘍や脳血管障害など
◆顔面神経麻痺かなと思ったら…
まずは医療機関に受診することをお勧めします。
しっかりと鑑別診断をしていただいてから鍼灸治療の受診をご検討ください。
末梢性の顔面神経麻痺はウイルスが原因で起こることが多いため、この場合神経損傷の原因となっているウイルスを抑えることが、初期段階としては大切です。
◆鍼灸治療では
鍼灸治療は、主に末梢性の「ベル麻痺」「耳性帯状疱疹」に対応可能です。
顔面神経は、顔面神経管と呼ばれる狭い骨のトンネルの中を走行して顔面に出てきます。ウイルスなどによって顔面神経が障害を受けると、浮腫(むくみ)がおこり、狭いトンネルで神経が圧迫を受け、より傷めます。
そのため顔面神経は麻痺を起こすと回復しにくい傾向です。
急性期の場合、鍼灸治療では顔面神経管周辺の浮腫の緩和が大切です。
いかにウイルスなどの障害によって神経を傷つけないかが重要です。
鍼灸治療の強みは顔面神経管周辺にアプローチできる点です。
他にも、血流の改善による顔面筋の萎縮予防、神経機能の回復促進を目的にして行います。
◆最後に
顔面の麻痺は、万が一後遺症が残ると目立ちます。後遺症を残さないためには、積極的な治療を早期に行うことが望まれます。選択肢の一つとして、鍼灸治療をご検討ください。
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