〒240-0022 神奈川県横浜市保土ケ谷区西久保町15 グランディシンヤ201
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◆はじめに
「梅雨」や「多湿」の時に、体調が優れなくなる方がいらっしゃいます。
季節によって「気圧の変化」、「湿気」、「乾燥」、「暑さ」、「寒さ」など特有の環境が生じ、これらの影響を受けることで体調に変化が現れます。
今回は、「湿気よる体調不良について」東洋医学的な観点、鍼灸の臨床から解説していきたいと思います。
◆湿気による症状
「適度な湿気」は身体にとって必要な物質です。
湿気は「皮膚」や「粘膜」の乾燥を防ぎますが、必要以上の湿気は身体に悪影響を及ぼします。 以下、「湿気による症状」と「タイプ分け」です。
【消化器系タイプ】
多湿の影響を受けると胃腸機能が落ちてくるタイプです。
食欲・消化・吸収・排泄に症状が表れます。
・食欲がない
・お腹が空かない
・お腹に張り感
・胃が重い
・吐き気
・嘔吐
・下痢
・泥状便
など
【施術方針】消化器の機能を高める施術
【蓄積タイプ】
余分な水分を「体外に排泄できない」タイプ。
余分な水分は身体を膨張させ、以下の様な症状が起きやすくなります。
・むくみ
・眠気
・重だるさ
・頭が重い
・頭痛
・痰が多く出る
・喘息が出やすい
・鼻が詰まる
・おりものが多くなる
・関節が腫れる
・関節が動かしにくい
【施術方針】体内の余分な水分を巡らしつつ、排出させる施術
【滞りタイプ】
余剰な水分が「身体の巡りを阻害する」タイプです。
循環が悪くなっている所の巡りがさらに悪くなります。
・肩こりの悪化
(張りつく感覚、何かが乗っているような感覚など)
・手足末端の冷えの悪化
・普段からある症状の悪化
・時折、出現する症状
(腰痛、神経痛、膝痛、めまい持ち、など)
・古傷が痛む
【施術方針】身体の流れを促す施術
◆湿気の影響を受けやすい方の特徴
湿気の影響を受けやすい方には以下のような特徴があります。
・胃腸が弱い方
・胃腸が疲れている方
・「味の濃い」、「油っぽい」食事を頻繁に食べる方
・生ものなど消化に時間を要する食事をされる方
・水分(アルコール含む)を多く取る方
・お小水の回数が少ない方
・お小水量(尿が濃い)が少ない方
・汗をかく機会がない方
など
◆日本は…
日本は四方を海に囲まれている島国です。
その位置的特徴により、昔から湿気の影響を大きく受ける生活を強いられてきました。
その為、日本の伝統文化には「湿気の影響を受けにくくする工夫」が見られます。
・湿気を溜めにくく、通気性の良い建造物
・湿気による胃腸障害を減らすために、「消化の良い」煮る・蒸すなどの料理・お菓子
・出汁による味付け(塩分は水分を溜め込む性質があるので、出汁で素材の旨味を活かし塩分を減らせる)
など
◆最後に
現代では、エアコンなどの普及により「湿気対策」ができるようになりました。
しかし近年は、気温の上昇により暑い日が増え、「日本人の胃腸には負担となるような食品(欧米食)」を食べることが多くなりました。
加えて発汗させる機会が減るなど、体内の余計な水分が留まりやすくなっています。
このように「環境要因」、「食事要因」、「発汗量の低下」などにより、湿気の影響を受ける下地が作られ、症状を形成してきます。
「湿気による体調不良」をお持ちの方は、一度生活を見直してみてはいかがでしょうか?
参考になれば幸いです。
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