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腰部脊柱管狭窄症と鍼灸

◆はじめに

今回は、鍼灸院ではよくみられる痛み・痺れ疾患の一つ、「腰部脊柱管狭窄症」の病態と当院の施術方針・考え方について書いていきます。少しでも参考になれば幸いです。

◆腰部脊柱管狭窄症とは

首から腰まで続く背骨の中(脊柱管内)を走行している神経組織が、腰部周辺で圧迫されることによって、下肢への神経症状(痛みや痺れ)が起こる病気のことを言います。

神経性間欠跛行(しんけいせいかんけつはこう)といって、歩行によって痛みや痺れが出現し、休息や姿勢を変える(身体を曲げる、しゃがみ込む)ことによって症状の消失がみられ再び歩くことができる、という特徴的な症状です。

狭窄がない脊柱管の断面図

狭窄がある脊柱管の断面図

神経組織のどの部分が圧迫を受けるかによっても、症状の出現のしかたが変わってきます。概ね以下の3つに分けられます。

【馬尾型】

自覚症状は両下肢、臀部および会陰部の異常感覚(痺れ、灼熱感、ほてりなど)、その他に残尿感、催尿感など

【神経根型】

下肢、臀部の痛みが特徴。片側の痛みを訴える方が多いが、両側のこともあります。

 【混合型】

馬尾型+神経根型

 

◆鍼灸臨床での狭窄症症状

鍼灸の臨床現場では、主に大きく3つの症状に分類することができます。
神経症状と下肢()症状は似ている症状ですが、これらの区別は症状の表現によって判断していきます。

【神経症状】

上述した①馬尾型、②神経根型、③混合型、になります。

神経性間欠性跛行は②、③の病態時に起こりやすい症状です。

 

【腰痛】

・立ったり座ったりする動作で痛む・仰向けに寝ると痛む・起床時に痛む・腰を曲げると痛む・長時間座ると痛む・歩行疲労で痛む・少し動いてくると痛みが落ち着く(身体が温まると痛みが落ち着く、と表現する方が多い)など

 

【下肢()症状】

・ももの外側の違和感・つっぱり

・下腿(膝から足首)外側の違和感・つっぱり

・すねの違和感・つっぱり

・おしり~ももの裏~ふくらはぎ~足裏の違和感・つっぱり(範囲は人によって違う)

・こむら返り(足がつる)

など

 

◆鍼灸臨床での神経症状の有無

今まで狭窄症の方を多数診させていただきましたが、上述したような神経症状を起こす方もいらっしゃれば、なかには神経症状を起こさない方もいらっしゃいます。

狭窄症において、なぜ神経症状が有ったり無かったりするのかというと、

①    狭窄のレベルによって症状の出現の仕方が変わること(骨の変形・人によっては筋肉の過緊張もあり)

②    現状の身体状況よって症状が変わること(腰痛の長期化・疲労・ストレス・睡眠不足など、身体への累積負荷)

が考えられます。

 

◆鍼灸臨床での施術方針

施術方針としては

 

【腰痛へのアプローチ】

・腰の負荷になっている要因を探し取り除くこと

・腰回りの筋緊張を取り除くこと→痛みがあると筋肉は固まるため

・腰回りの循環をよくすること→痛みがあると血管が縮み、循環が悪くなるため

 

【神経症状(痛み・痺れ)へのアプローチ】

整形外科症状の痛み・痺れは物理的な圧迫によるものが多いです。筋緊張や骨の変形によって神経が圧迫され、この圧迫が神経を興奮させ、痛み・痺れという形で現れます。

鍼灸施術では、神経の圧迫を取り除くことと、神経の興奮を抑えるアプローチを行います。

 

【下肢症状へのアプローチ】

症状が多種多様なため省略いたします。

 

この3つのアプローチが根幹になりますが、最初のアプローチは「腰」か「神経症状」への対応です。

その理由として

腰の痛みが強いと腰をしっかり伸ばせません。腰が伸ばせないと身体に様々な影響を及ぼします。どのような影響かは人によって違うため、説明は割愛させていただきます。

また神経症状があると痛み痺れがでないよう、無意識に庇うような歩き方・立ち方をする→特定の足のエリアに負荷がかかる→下肢症状を起こす

など

「痛み・痺れ」をかばう生活を送ることで、気づかぬ負荷が様々なところに蓄積し複雑な状態を形成します。そのため「腰」と「神経症状」へのアプローチを先に行い、早期に症状のレベルを落とすことが必要と考えております。

 

◆鍼灸治療で変化が乏しいとされる脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症は鍼灸治療の対象となりますが、鍼灸治療で変化が乏しいとされる狭窄症症状は以下の通りです。

・手術後に神経症状が強くなった

・筋肉の萎縮(やせ細る)するスピードが早い

・膀胱直腸障害がある(失禁)

 このような症状をお持ちの場合、残念ながら鍼灸治療では体をよくするお手伝いはできません。

 

◆最後に

腰部脊柱管狭窄症の方は、そうでない方より腰の負荷がかかりやすい、あるいは腰に負荷をかけていたために狭窄症が起こってしまったといえます。また、「腰」という字は「月(にくづき)」に「要(かなめ)」と書くことからもわかる通り、「腰=体の要」なのです。腰を痛めたことがある方は実感されたことがあると思いますが、体を動かす際、必ず腰は使われます。脊柱管狭窄症といわれた方でも、今後、腰骨の変形が進行しないように定期的に腰を労わってあげてください。

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