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◆慢性連日性頭痛と鍼灸施術――国内外の臨床データ22件・1,449名分の解析より
今回ご紹介するのは、「慢性連日性頭痛」、つまりほぼ毎日のように頭痛が起こる状態を対象とした国際的な臨床データです。
慢性的な頭痛は対応が難しいとされていますが、22件の臨床試験、合計1,449名分のデータを統合した解析(システマティックレビュー)により、鍼灸施術によって、以下のような変化がみとめられたことが明らかになっています。
【出典】
医学誌 Medical Science Monitor(2026年)掲載
「成人の慢性連日性頭痛予防における鍼治療の有用性:システマティックレビューとメタ分析」
研究:北京中医薬大学東直門医院ほか
原文:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/42177613/
◆施術直後にみられた変化
薬物療法や無施術など、他の対応方法と比較したところ、鍼灸施術を受けた直後には次の項目すべてにおいて、明確な数値の減少が確認されました。
いずれの項目についても、比較対象群との間に統計学的な差が認められています。
◆施術終了後も持続した変化(追跡調査)
また、施術期間が終了してから一定期間が経過した追跡調査においても、状態の維持が報告されています。
具体的には、頭痛のある日数・痛みの強さ・持続時間・鎮痛剤の使用量に関して、施術終了後も減少した状態が保たれており、 頭痛の頻度についても、減少傾向にあったことが確認されています。
◆対象となった頭痛のタイプと施術条件
サブグループ解析からは、以下のような幅広い条件において同様の傾向がみられたことがわかっています。
◆まとめ
これらのデータから、慢性的な頭痛にお悩みの方にとって、鍼灸施術が一時的な対応にとどまらず、長期的な視点での選択肢となり得ることを示していると言えます。
逆に、即効性のみを目的とした対応では、こうした持続的な傾向は確認されていません。
ただし、これは海外で実施された研究データであり、対象者や施術条件によって状態変化の現れ方には個人差があります。
頭痛が続く原因や施術の考え方についてご不明な点がございましたら、当院までお気軽にご相談ください。