〒240-0022 神奈川県横浜市保土ケ谷区西久保町15 グランディシンヤ201
天王町駅から徒歩3分
◆はじめに
他の記事でも書いておりますが、当院は施術を受けること以外に、患者さん自身に日常生活で行って頂きたいことを、宿題として出しています。
具体例を出すと、
・身体のクセに気をつける
・思考のクセに気をつける
・身体の使い方を意識する
・体操や筋トレを行う
・心身の負荷になっていると思われる生活習慣を変える
など
その宿題は、「カウンセリング」や「施術を行った時の反応」など、患者さんから得られた情報を基に出しています。
宿題を出す際には、「その宿題を行う理由」について、必ず説明するようにしています。
「なぜ行う必要があるのか?」「理由に納得できるもの」ほど、宿題を行いやすくなり、それを継続することができるからです。
そして、ここからが本題です。
時折、「質」と「量」どちらを重視した方が良いのか?という質問をされることがありますが、その時には「まずは量、そのあとに質を上げていきましょう」という、ある意味一般的な返答をします。
ただ、その理由もちゃんと説明します。
◆量を行う理由
宿題の量を優先して行うということは、すなわち「行う頻度を高める」ということです。
新たな習慣をつけるためには、「たまに行う」よりも「高い頻度で行う」ほうが習慣として身に付きやすくなります。
また患者さんの6~7割は、伝えたことを「忘れている」または「次にお越しになるまでに徐々に行わなくなる」ことが多いので、量を多くこなしていただくことにより、宿題を行うことが習慣化し、それを継続しやすくなるのです。
また量を行う理由として「閾値(いきち)」という考えもあります
閾値とは:
感覚や反応や興奮を起こさせるのに必要な、最小の強度や刺激などの(物理)量。
つまり量を行わないと身体に変化が起こるまでの刺激にいたらない可能性もあるのです
以上のことから「量をこなす」ということが大切になってきます。
◆量の後に質を高める
宿題の質は「患者さん自身ではわからない」、または「時間経過が必要な場合」が多いのです。
宿題を行ったことで身体の負荷が減少する反応が出ている場合、そのまま継続していただきます。
しかし、前回来た時と同じ反応が出ている場合、宿題のやり方が間違っている可能性が高いと考えられます。または量が足りない可能性も考えられます。(上述した通り)
その場合、お伝えした宿題のやり方について、動作の確認をするようにしています。
多くは以下のようなことが当てはまります。
・間違った動き方をされている場合
・間違った解釈のまま行っている場合
・頭のイメージと実際の身体の動きが一致していない場合
など様々なエラーパターンがあります。
つまり宿題の質は、
・宿題を行う(患者さん)
↓
・身体の反応をみる(施術者)
↓
・フィードバック(施術者)
↓
・また持ち帰って宿題を行う(患者さん)
これを繰り返すことで質は高まっていきます。
◆まとめ
最初に量を行う理由として、
・行う頻度を高め習慣化する
・身体の変化を起こすための量を確保する(閾値)
量の後に質を高める理由として、
・フィードバックを繰り返し行うことで質が高まる
「量」があっての「質」です。
しかし量だけ多く行っても、質が悪ければ、目的が達成されないことが多々あります。
目的とは、その方の「身体が変化する」こと、すなわち「症状の変化」です。
よくYouTubeなどのSNSで情報を取得される場合に気をつけた方が良いのは、フィードバックがないことです。
そもそもご自身の身体の状態にそのケアが合っているのか?
正しく行えているのか?
それらを踏まえたうえで、情報の取得や実行にはくれぐれも気をつけてください。
考え方の参考になれば幸いです。
〒240-0022
神奈川県横浜市
保土ケ谷区西久保町15
グランディシンヤ201
天王町駅から徒歩3分
西横浜駅から徒歩6分
JR保土ヶ谷駅から12分
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | △ |
午後 | 〇 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
月・水・木曜日
午前:10:00~12:00(最終受付)
午後:15:00~19:00(最終受付)
土曜日
午前:9:00~12:00(最終受付)
午後:15:00~18:00(最終受付)
日曜日
9:00~14:00(最終受付)
祝日不定休(新着情報に掲載)
火曜日・金曜日